『名探偵コナン』から学ぶ、読者を病み付きにする記事の作り方

『名探偵コナン』から学ぶ、読者を病み付きにする記事の作り方

こんにちは。

コーチ・コンサル専門、個性派ライティング育成プロデューサーの川畑です。

 

アニメ『名探偵コナン』がめっちゃ面白い件について

実はここ最近、家族揃ってアニメの『名探偵コナン』にめちゃくちゃハマっております( ´ ▽ ` )ノ

 

キッカケは、今年公開された映画の『劇場版コナン から紅のラブレター』というものを観たときのこと。

実はその映画、僕的にはちょっと面白味に欠けたんですよね。笑

 

そのときに「ちゃんと面白いコナンが見たかった。」と、彼女にゴネたのがキッカケで、ひとまず、これまで公開された劇場版コナンを全て制覇。

そこでコナンワールドにハマった僕は本編のアニメの方も見始めたのです。

たぶん、もう観てるアニメ本数も、20~30本ぐらいに上ります。

映画が確か22本でアニメも20~30本なんで計算すると、約2ヶ月の間で丸2日分コナンに浸っていることになります。

あっ、特番の2時間アニメとかも見てるから、それを含めるとそれ以上になりますな。

 

仕事しろ、俺。

 

コナンを見ててふと浮かんだ、ある1つの疑問

そんな感じで、コナンの世界にどっぷり浸り廃人になりかけていた時、ある疑問が浮かび上がりました。

「どうしてコナンってこんなに推理力が高いんだ?」

 

そりゃアニメだからだろ!とか言われたら元も子もないですが。笑

コナンの原作者はストーリーを作るのがめちゃくちゃ上手です。

なので、コナンという人物(それに相当する推理力のある人)がいると仮定した場合、一体どうしてあれほどの推理力が生まれるのかを検証してみました。

 

そしたら、僕の中でピシュンッ!(コナン風のSE)とひらめく音がなって

「分かったぞ!そういうことか!」(コナン風のry)

ってなりました。

 

まぁ、僕の場合残念ながら、蝶ネクタイ型変声機もなければ、時計型麻酔銃も身につけていないので、眠りの小五郎のように推理タイムを演出することができませんが、これから川畑の推理タイムを始めたいと思います。

 

題して、『コナンの高い推理力を生み出す、3つの思考力』

 

思考力1.問いを立てる力

ずーっとコナンを観察してて(というかハマってて)まず1つ思ったことは、センサーがめちゃくちゃ敏感ということです。

 

例えば殺人事件があったときに、銃声があったりとか、銃弾の跡があったりすれば、そういう「あからさま」な証拠だったら誰でも気がつくじゃないですか。

けど、そうじゃなく、何気なく置いてある傘を気に留めたり、机の上に本が置いてあることを覚えていたり、そういうのを発見したり、憶える能力がめちゃくちゃ高いんですよね。

 

普通だったら、確実に見過ごしているようなポイントですよ。

つまり、センサーが日常のあらゆるところに張り巡らされているのです。

 

で、僕が疑問に思ったのは、

「なんでこんなにセンサーが敏感なの?」

ということです。

 

脳科学的に言えば、日常で、何気なく置いてある傘も、机の上に置いてある本も、潜在意識では全部認識しています。

ですが、潜在意識で認識してることや、考えていることって、実はほとんど意識レベル(自覚できるレベル)まで上がってこないんですね。

 

つまり、潜在意識は認識した膨大な情報の中から重要な情報、いらない情報というのを瞬時に判断しているのです。

そして、潜在意識が重要と判断した情報だけが自覚できる意識レベルまで上がってくるのです。

 

つまり、どの情報(傘とか本とか)もみんな目に入ってるけど、

「全く気にする必要がない」

という判断を、脳みそが下しているのです。

その結果、実は重大だったはずの証拠もみすみす見過ごしてしまうんですよね。

これが、推理レベルが凡人レベルの人の思考力の実態です。

 

ところが、コナンは別です。

コナンは、ありとあらゆるモノに対し、疑問を持ったり、興味を持っています。

「あれっ?なんでここに傘が?」とか

「どうしてこんなところに本が置いてあるんだ?」

みたいな感じで、誰も何も思わないことに対しても疑問を持ち、その答えを探すクセを持っています。

 

本編のアニメも映画も、尺の都合上、事件に関係のあるシーンを主にピックアップされていますが、たま~に事件とは関係のないところでも

あれ?どうしてこんなところにこれがあるんだ?

という疑問を持っているシーンがあるので、そういうところも含めて考えると、アニメで映されていないところでは相当多くの疑問を浮かべているはずです。

 

この疑問を持つ、というのを、僕は「問いを立てる」と言っています。

この問いが立つと、実は脳内に埋め込まれている検索エンジンがその答えを検索し始めます。

 

先ほど潜在意識が扱っている膨大な情報の中で、重要と判断された情報だけが意識上に上がってくる、という話をしましたね。

この意識上に上げるかどうかの判断基準になるのが、脳内検索エンジンにどんなキーワードを打ち込んでいるかです。

検索エンジンに打ち込まれたキーワードが「問い」になり、その検索結果、つまり答えを探し始めるのです。

 

コナンは、あらゆるものに対し問いを立て検索エンジンをがんがん使い回し、より多くの情報を意識上に上げています。

その結果、尋常じゃないレベルでセンサーが発達しているんですよね。

これが、まず1つ目

 

思考力2.連想力

人間は、『連想バリア』というものを持っています。

連想バリアが高い人もいれば、連想バリアが低い人もいます。

 

連想バリアの説明に入る前に、あなたに1つ質問です。

 

「足」

 

と言われて、次に思い浮かぶものは何でしょうか。

 

・・・。

 

思い浮かびましたか?

 

ここでもし、「靴」とか「ひざ」とか、そういった比較的誰でも連想されやすいものが思い浮かんだ人は、連想バリアが高い人です。

逆に、この質問に対し「ネズミ」とか「格闘技」とか、比較的普通の人には想像できないことが思い浮かんだ人は、連想バリアが低い人です。
(あくまで、一般的に考えた場合です。)

 

で、この連想バリアが一体何なの?ということですが、例えばニュートンという有名な学者がいますよね。

彼は、リンゴが落ちたシーンを見て「万有引力」という法則を連想しました。

普通、リンゴが落ちたところを見ても「あっ、食べごろなのかな」とかそれぐらいしか思い浮かばないじゃないですか。

そこから「引力」という発想には、なかなかいきませんよね。

つまり、ニュートンは連想バリアが低いからこそ、科学の常識を変えることができたんですよね。

 

1つ注意しておきたいのは、連想バリアが高い、低いにはそれぞれ長所と短所がありますので、これは決して高いから良い、という話ではありません。

ただ、「新しい気付きや発見」を得るためには、連想バリアが低い方が有利なのは確かです。

 

コナンは、この連想バリアが低いです。

1つの証拠から、色んな可能性を考えています。

 

例えるなら、コナンの頭の中は、マインドマップが1つの証拠からブワーって広がっているような感じです。

そうやって、あらゆる可能性を、様々な連想を膨らませることで考えることができているんですよね。

しかも、コナンは問いを立てる力もあるのでセンサーが敏感なため、連想する「元」となる情報を収集する力もあります。

その結果、人より多くの情報を集め、そこから人より多くの可能性を連想しています。

 

だから、

「えっ?そんなヒントだけでそこまで分かっちゃうの!?」

っていう荒技を成し遂げるんですよね。

 

思考力3.組み立てる力

これまでの「問いを立てる力」「連想力」というのは、どちらかというとアイデアや発想を広げる力です。

しかし、コナンはいつも言っていますよね。

 

「真実は、いつも1つ!」

 

そう、つまり、拡散させまくった情報や可能性を、最終的には1つにまとめなくてはなりません。

つまり、集めた証拠や状況に合わせて1つの「仮説」を組み立てていくのです。

 

組み立て方は様々ですが、時系列に沿って考えてみたり、重要参考人の動機から考えてみたり、アリバイから考えてみたりしながら、つじつまの合うものをどんどん組み合わせていき、最終的に1つの真実を組み立てていきます。

こうやって色んな視点から仮説を組み立てていき、全ての仮説が噛み合った時に、コナンの

「そうか!そういうことだったんだ!だから犯人は・・・。」

っていうセリフが登場するのです。

 

そしてその膨大な情報を基にして組み立てた推理を淡々と喋るから、それを聞いている犯人はだんだん追い詰められた気持ちになっていくんでしょうね。

 

以上の3つが、コナンの異常なまでの推理力を支える3つの思考力です。

 

推理力は起業家にも必要な力だった

あれれ?でもこれって、何かと同じじゃない?

そう、この推理力って、実はブログやメルマガの記事を考えるプロセスにめちゃくちゃ近いんですよ!

 

「おい川畑、いくらあんたが文章のプロだからって それは幾ら何でも無理やり自分の話に持っていきすぎじゃねーか?」

と、あなたはもしかしたら疑問に思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

なぜなら、このコナンの記事こそがさっき言った3つの思考力を使って、出来上がった記事なのですから。

 

まず僕は、なんでコナンはこんなに推理力が高いんだろう?

という「問いを立てる力」を使いました。

まぁ、最初は純粋な好奇心でしたけどね。

 

これにより、僕の脳内検索エンジンに

[コナン 推理力 高い 何で?]

というキーワードを入れました。

 

これにより、今まで見てきた映画22本と、本編のアニメ20~30本という膨大なデータ量にセンサーが張りました。

そして、そのセンサーに引っかかった情報を基にそこから色んな連想をしていったんですね。

 

「コナンってセンサー発達してるよな。」

「そういやコナンって、観察力あるよな」
「でも恋愛には鈍感だよな。」

「ってことは、疑問に思ったことに関しては、観察力があるのか」

「そうか!問いを立てる力があるのか!」

 

「サッカーめっちゃ練習してきたんだろうな。」

「ってことは、体育会で結構メンタル鍛えられてきたよな。」

「じゃあ、諦めずに考え続ける力があるのも頷けるよな。」

 

とかとか。

こんな感じで色々と連想しながら、可能性を探っていったわけですね。

 

そして、ある程度コマがそろったと思ったら、今度は組み立てです。

コナンが、いつも事件が起きてから解決するまでやっていることに沿って、どういう順番で物事を考えているのか、仮説を組み立てていきました。

 

そして、ある程度色々とカチャカチャ組み立てていって「一本の筋道が通った!」と感じたら、それをEvernoteに書き出したんですね。

問いを立てる力
連想力
組み立てる力

みたいな感じで。

 

そして、その3つの思考力が「なぜ推理力につながるのか?」というのを、色々根拠を考えていった結果、この記事の文章になったんですね。

 

文章を書くということは、推理して仮説を組み立てるプロセスです

文章を書く時は、左脳を使います。

左脳は、論理を組み立てるのが得意な脳の部位です。

 

なので、ある程度仮説が立ったと思った段階で、文章を書きながら僕の仮説を完成させていったんですね。

 

他の人には書けない面白い文章を書くためには、こういう思考プロセスが結構大事だったりするんですよね。

ですが、日本は主に正解を求めることを教育されているので「問いを立てる力」が育っていない人がほとんどです。

 

もし、あなたが今面白い記事が書けない。

ネタが思いつかない。

と、感じるのであれば、それはもしかしたら、そもそも「問いを立てていない」のかもしれません。

 

日本人のほとんどは問いを立てることに慣れていないので、この力が身につくだけでも、あなたの世界観が激変し、結果として「あなたらしい、面白い文章」になります。

 

ぜひ、あなたもコナンのように日常の不思議を推理し、そこで得た発見を文章にして、1人でも多くの人に発信していきましょう(^-^)/

それが、濃いファンを増やして、安定したビジネスの成長に繋げるために、1番必要な力になってきますので。

 

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川畑 快
193cm自動化マーケター

●2015年、大学卒業を目前にして、自由を求めて内定を手放す。1年後に文才があることが分かり、コピーライターとして起業。

●現在は、コピーライターとマーケティングコンサルタントとして活動中。その人が描く理想を大切にしながら、反応率を最大限まで引き上げるマーケティングを得意としている。また、自身で運営するブログメディアは月間20万PVを超える。

●海外ツールを駆使したマーケティング・オートメーションのスキルを使って、自動でキャッシュを生み出す仕組みの作り方を体系化している。ちなみに動画作りやLP制作も手掛けており、マーケティングに必要なスキルを一通り習得している。

●現在、オンラインビジネススクールを2つ運営中コンサルティングやセミナーでも、言葉の力と分析力の高さを使って論理的に解説。オンラインスクールの受講生から「わかりやすい」と定評がある。

専門テーマ:自動化マーケティング、コピーライティング、SEOライティング、ウェブマーケティング、ウェブデザイン

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